葬儀屋の車はなぜ白いシャコタン・ワゴンなのか?1
テレビのワンシーンの如く

寝酒に「その他雑酒」を飲もうと、冷蔵庫に手をかけた瞬間
聞こえてきた「tunami」の着信音・・・・23時を過ぎた電話に
ろくなものはない。若い頃ならワクワクしていたのだろうが。

半年以上入院していた義父の容態が思わしくなく、前日に嫁と嫁の母が
病院に呼ばれていた。
「猶予があまりないので」
ようするにそうゆうことだった。
嫁と息子が大急ぎで着替え、クルマに飛び乗り隣町の母のところへ。
ピッアップしてまた隣町の病院へ。

日付は翌日になっていた。

母は最期まで声をかけ続け、うちの息子がそれに加わった。
小さいころに将棋を習ったのに、倒れてからははさみ将棋さえ指せなくなった
祖父に最後まで声をかけ続けた。
その時は以外に早く来た。ピー。長く続いた。インジゲーターは0。

妙に髪型がかっちりした当直の医師が登場し、型通りの告知があった。




予想通り、その後は物事が事務的に進んでいく。
病院側は深夜であろうが、仏さんは引き取って欲しい。なるべく速やかに。
今思えば、朝までの6~7時間くらい安置を申し出てくれても良かったのではないか。
今となってはもう遅い。

とりあえず呼んだ葬儀屋が来たのは2時少し前。この判断がこの後揉める発端となった。
ひとまずその葬儀屋の事務所に安置することになった。私らもそれについて行く。
そこは小さな建物だが
駐車場には大きな白いシャコタン・ワゴンが2台。不釣合いだった。


「葬祭ディレクター」の肩書きを持つM氏。第一報からそこに着くまでの
1時間の間で、葬儀場の仮抑え、お通夜、告別式のプランの準備は終わっており
深夜とは思えないプロの仕事・・・・のようにこのときには見えた。

私も母も段取りは早い方がいいと思い、告別式までの仮のプランを1時間以上かけて
決めてしまった。
外は雨。ひとまずけりをつけて自宅にも戻った時は大雨になっていた。
決めたことすべてが水の泡になろうとは。大雨だけにねえ・・・・


気を失うように家族で寝ていたが、やはりまた「tunami」が鳴った。
時計の針は8時。思いがけない出来事がこれから始まる。

to be continue
[PR]
by sakutaro9 | 2008-07-08 23:28 | 日々書殴
<< 葬儀屋の車はなぜ白いシャコタン... 例えるならば >>